古道・柏木尾根を歩いて飯盛峠へ
山行日: 2024年12月14日
今回は柏木尾根を歩いて飯盛峠に登り、そこから都幾川町方面へ下るルート。
柏木尾根の道は、ブログ「奥武蔵へようこそ」によると「明治大正期の地図にも描かれている古道の一つ」で、昔から地元の人たちに使われてきた道のようだ。 恐らくこの柏木尾根の道も、越生方面へ出るための峠道としてよく使われていた登山道に違いない、と私は思う。 というのも、かつての越生は良質な絹の産地であり、江戸時代から明治大正期にかけて、賑わいを見せていた街だったようで、奥武蔵には越生に通じる峠道が未だに多く残っている。柏木尾根の道もその一つに違いない。
さて、今回なぜ柏木尾根を歩こうと思ったのか。 それは、私がそういう歴史を背負った登山道が大好物であることと、ネットで調べてもあまり山行記録が出てこず、単純に自分で歩いてみたいと思ったからである。 私の持っている山と高原地図・奥武蔵2021年版の地図では柏木尾根は赤実線、2022年発行の奥武蔵登山詳細図では赤破線となっており、バリエーションルートというよりも、廃れ気味の一般登山道といった雰囲気を漂わせている。 実際、少ない山行記録を見てみた所、北川の集落から登山道への入口付近が荒れておりわかりづらいものの、途中から明瞭で危険箇所のない道である、とのことで、それならまあ大丈夫だろうと歩いてみることにした。
実際、登山道入口付近はとてもわかりづらく、戸惑ったのだがそこを過ぎると明瞭でわかりやすく、歩きやすいしっかりとした道が飯盛峠の奥武蔵グリーンラインまで続いている。
撮影日時: 2024/12/14 08:28
歩き始めは西吾野駅から。 この駅は午前中は日陰なので、冬はかなり寒い。 数人の登山者が下車したが、子ノ権現方面へ歩いて行った人たちと、関八州見晴台のパノラマコース方面へ歩いていく人だけで、案の定柏木尾根を歩こうという人はいなかった。
撮影日時: 2024/12/14 08:40
いつもは写真中央の橋を渡って関八州見晴台に登るのだが、今日はそのまま舗装路を歩いて北川集落を目指す。
撮影日時: 2024/12/14 08:41
太陽を背に歩く私。
撮影日時: 2024/12/14 08:46
白神神社。
撮影日時: 2024/12/14 08:56
旧北川小学校。
撮影日時: 2024/12/14 08:57
向かいの斜面には木造の祠が見える。が、写真だとわかりづらいですね。 柏木尾根よりずっと人気のある北川尾根は、このあたりの秋葉神社横から入るようだが…。北川尾根もそのうち歩きたいところだ。
撮影日時: 2024/12/14 09:00
武甲山から切り出された石灰を運ぶベルトコンベア。武甲山のあたりから山を貫いて日高まで続く、伸びるかなり長いベルトコンベアです。武甲鉱業のウェブサイトによると23kmほどの長さらしい。
撮影日時: 2024/12/14 09:03
途中猫の集う民家を横目に歩いていく。
撮影日時: 2024/12/14 09:07
西吾野駅を出発して約40分、登山口につきました。 写真に小さく道標があると思いますが、ここが取り付きです。 実際は、ここを歩いて行くとすぐに舗装路に出るんですが…
撮影日時: 2024/12/14 09:12
舗装路に出ると、民家へのスロープと、なんか歩けそうな感じのする藪が待っており、流石に民家方面は違うよなあ、と思って右往左往したところ、民家のスロープを歩くのが柏木尾根への正しい道でした。
撮影日時: 2024/12/14 09:13
民家脇を通り抜けて道なのかなんなのかわからないところをなんとなく歩いていくと…
撮影日時: 2024/12/14 09:14
荒れ気味の森の中へ。
撮影日時: 2024/12/14 09:14
振り返って、正面のススキを突き破ってきました。
撮影日時: 2024/12/14 09:17
なんとなく踏み跡っぽいものを歩いていく。 上の方からギーコギーコと扉が開閉するような音がしたんですが、そんな扉は結局見当たらず、なんだったのか謎です。
撮影日時: 2024/12/14 09:21
廃倉庫のような高床式の小屋が見えてきたら道は明瞭に。ここまでは若干わかりづらいものの、雰囲気で歩いていけば問題なし。 登りで歩く分にはそんなに問題にはならないはず。
撮影日時: 2024/12/14 09:21
高床式の小屋を過ぎてだいぶしっかりとした道になりました。
撮影日時: 2024/12/14 09:22
もう一棟、建築中のような小屋もありますが…。
撮影日時: 2024/12/14 09:23
とりあえず噂通り歩きやすい道で一安心。
撮影日時: 2024/12/14 09:28
撮影日時: 2024/12/14 09:28
奥武蔵登山詳細図に書いてあった大岩がこれかな。 岩を避けて登っていくのと舎ノ峯(こやのみね)なんですが、今回は寄りません。
撮影日時: 2024/12/14 09:29
なお、登山道はこんな感じ。写真左側が大岩。
撮影日時: 2024/12/14 09:34
進んでいくとシダの道へ。
撮影日時: 2024/12/14 09:34
なかなか良い道です。すっかり気に入っちゃいました。 ただ飯盛峠は登山の目的地にするには、あまり魅力的じゃないし、飯盛峠に関八州見晴台に登るのも遠回りだし、西吾野駅から登山口まで遠すぎるので、やっぱりそんなに歩きには来ないかもなあ。
撮影日時: 2024/12/14 09:36
途中炭焼き窯っぽいものを見つつ登っていく。
撮影日時: 2024/12/14 09:36
公社営林。
撮影日時: 2024/12/14 09:38
ここで涸れ沢を超えて写真右側に緩やかに登っていく。 写真だとわかりづらいんですが、なんとなく道形がわかるでしょうか。
撮影日時: 2024/12/14 09:43
再び穏やかな道になり
撮影日時: 2024/12/14 09:43
上の方が明るくなってきました。どうやら尾根が近いらしい。 そのせいか強風が森の中を通り過ぎるゴーゴー!という音がしています。
撮影日時: 2024/12/14 09:46
ここで分岐のように見えたんですが、右・左どっちをいってもすぐ合流。
撮影日時: 2024/12/14 09:46
振り返って、ここは下りだと間違えて直進しそうだけど、正解は右に折れる。 木が積んであるので間違えることはないかな?
撮影日時: 2024/12/14 09:49
尾根が近づくにつれて寒くなります。 今日は本当に風が強い。
撮影日時: 2024/12/14 09:49
撮影日時: 2024/12/14 09:49
これは熊か鹿か。 このあたりはだいぶ鹿の糞っぽいものが散乱していてワイルドな臭いがしたんですが…。
撮影日時: 2024/12/14 09:52
引き続き登っていきます。
撮影日時: 2024/12/14 09:57
だいぶ登ってきてそろそろ奥武蔵グリーンラインに出るかな~と思っているんですが、もうちょっと歩かないといけないみたいです。 ここは風の通り道でとにかく寒く、通過後に風が弱くなったところで振り返って写真を撮るので精一杯。
撮影日時: 2024/12/14 09:59
すぐそこがグリーンラインっぽい雰囲気を感じる。
撮影日時: 2024/12/14 10:02
写真右上にガードレールが見えていますが、あれが奥武蔵グリーンラインです。 地蔵さんたちはガードレールのすぐ裏手。 奥武蔵グリーンラインが出来て、この場所に移設されてきたんでしょうか。
撮影日時: 2024/12/14 10:02
通り過ぎる白いセダンを見送りながら、舗装路に這い出ます。
撮影日時: 2024/12/14 10:02
ふ~ようやく奥武蔵グリーンラインに出てきました。 最後の方は手も使ってなんとか這い出してきました。
撮影日時: 2024/12/14 10:14
そこから奥武蔵グリーンラインを歩いてぶな峠へ。
撮影日時: 2024/12/14 10:14
ハイカーは立ち入りOK
撮影日時: 2024/12/14 10:14
さて、ロープを潜って先へ進みます。
撮影日時: 2024/12/14 10:16
この道は未踏だったんですが、国土地理院地図で見た感じは黒実線だったので、ずっと広い道が続くのかな~なんて思っていたらその通りでした。 まあ入口からしてそんな感じだったので、それはそうなんですが。
撮影日時: 2024/12/14 10:21
途中切り返しに使うような広場を通り過ぎて…
撮影日時: 2024/12/14 10:21
横の方は森の中へ繋がっていました。こちらは明らかに林業の人が使う作業道でしょう。
撮影日時: 2024/12/14 10:24
おそよの墓
撮影日時: 2024/12/14 10:25
山の神
撮影日時: 2024/12/14 10:25
撮影日時: 2024/12/14 10:26
砥石のヒノキという名所のようです。
撮影日時: 2024/12/14 10:26
撮影日時: 2024/12/14 10:26
そのままゆるゆると降っていきます。
撮影日時: 2024/12/14 10:34
ここで三叉路に。 椚平方面へ進みます。
撮影日時: 2024/12/14 10:34
椚平方面は丸太のバリケードが設置されていました。 どうやら四駆やオフロードバイクで侵入する人がいるせいでしょうか。だいぶ地主怒ってます。
撮影日時: 2024/12/14 10:36
バリケードを過ぎると深い堀切の道へ。
撮影日時: 2024/12/14 10:47
少し轍が出来ていましたが歩く分には問題なし。
撮影日時: 2024/12/14 10:51
森の雰囲気が少し変わってきて…
撮影日時: 2024/12/14 10:54
紅葉を見ながら進みます。
撮影日時: 2024/12/14 10:56
水道施設っぽいところに出て…
撮影日時: 2024/12/14 10:56
新柵山に登る予定でしたが、風が強くやる気なし。 今日はこのあたりで集落側に降りて、弓立山に登って帰宅にしようかと思います。
撮影日時: 2024/12/14 10:56
分岐にあったお地蔵さん。
撮影日時: 2024/12/14 10:57
近くに山猫電鉄のバス停。
撮影日時: 2024/12/14 10:57
時刻表は読めないですね。
撮影日時: 2024/12/14 10:58
大スギ。これもまた名所らしい。
撮影日時: 2024/12/14 10:58
これは本当に巨木で驚きました。 こんなに立派な木はそうそう見たことありません。
撮影日時: 2024/12/14 10:58
撮影日時: 2024/12/14 10:59
撮影日時: 2024/12/14 11:00
そのまま道なりに歩いていくと…
撮影日時: 2024/12/14 11:03
民家に出てきました。かなり立派なお家のようです。
撮影日時: 2024/12/14 11:03
山の方にお墓らしきもの。
撮影日時: 2024/12/14 11:03
黄色く色づいた銀杏の木。
撮影日時: 2024/12/14 11:05
ここは十字路なんですが、多武峯が気になったので、そちらに進みます。
撮影日時: 2024/12/14 11:06
道は若干荒れ気味。
撮影日時: 2024/12/14 11:06
祠が見えて
撮影日時: 2024/12/14 11:06
社がありました。
撮影日時: 2024/12/14 11:06
こっちはなんか道っぽい感じもしたけど、歩けるのは不明。
撮影日時: 2024/12/14 11:08
ここで集落に出てきました。山がよく見える良い集落です。
撮影日時: 2024/12/14 11:16
そのまま車通りのない舗装路を歩いて多武峯に向かいます。 途中新柵山への取り付きを横目に見ながら進みます。
撮影日時: 2024/12/14 11:19
地図的にはこの藪の向こうが多武峯っぽい。 多武峯ってそもそもなんだ?
撮影日時: 2024/12/14 11:20
うーむ、どう見ても道はないきがする。どうやって行くんだ多武峯。
撮影日時: 2024/12/14 11:20
多武峯バス停の乗り合いタクシー。
よく見るとこのバス停横に、踏み跡のようなものがあったので、それを歩いていくと多武峯につきそうな気がする。今回は歩かなかったので本当にそれであっているのかは謎。
撮影日時: 2024/12/14 11:32
全長寺。
撮影日時: 2024/12/14 11:32
山姥カレーが名物らしい。
撮影日時: 2024/12/14 11:32
撮影日時: 2024/12/14 11:34
そのまま歩けそうなショートカット道を歩いて行く。
撮影日時: 2024/12/14 11:45
舗装路に出て、慈光寺入口を目指します。
撮影日時: 2024/12/14 11:56
慈光寺入口手前の橋から。 中央のアンテナのある山が剣ヶ峰かな。もしかしたら川木沢ノ頭かもしれない。 右のなだらかな山は堂平山で間違いないだろう。
撮影日時: 2024/12/14 11:58
そのまま歩いていたら民家で鶏を飼っていたので撮影。
撮影日時: 2024/12/14 11:59
ときがわトレッキングコース入口に到着。
昔、堂平山からときがわトレッキングコースを歩いてここまで降りてきたことがあるが、再訪することになるとは思わなかった。 あのコース、そのうちまた歩きにいきたいところだ。
撮影日時: 2024/12/14 12:00
ときがわトレッキングコース入口にはキレイなトイレがある。 ここでトイレを済ませて軽くお昼ご飯を食べたら出発する。
なお、ここにはバス停もあるのだが乗り合いのデマンドバスとなっており、利用には事前予約が必要である。
撮影日時: 2024/12/14 12:34
こっちは恐らく雷電山と堂山。 1年くらい前に歩いたのだが、雑木林で雰囲気の良い道だった。こちらもまた歩きたいが山続きで歩けないので、どうしても舗装路を歩いている時間が長くなるのが残念なところ。
撮影日時: 2024/12/14 12:34
堂山のなだらかな山容。 雑木林が多く、明るい道で、ほとんどアップダウンがないので歩きやすかった印象。 ただ、雷電山から堂山に向かう途中に急坂があり、そこは滑りそうでヒヤヒヤした思い出がある。
撮影日時: 2024/12/14 12:38
しばらく舗装路を歩いて弓立山登山口に到着。 ここから30~40分歩けば見晴らしの良い弓立山山頂に到着する。
撮影日時: 2024/12/14 12:43
登り始めこそ階段できつかったが、そのうち緩やかに登る道となる。
撮影日時: 2024/12/14 13:04
登っていくと男鹿岩に到着。
撮影日時: 2024/12/14 13:05
見晴らしが良い。左の方にかすかに見えているのが筑波山だろう。
撮影日時: 2024/12/14 13:11
弓立山山頂に到着。 既に数人の登山者が休憩中。 標高は500mにも満たない低山だが、山頂は木がないため見晴らしが良い。 さらにベンチもいくつかあり、気軽に登れる山であることもあって家族連れも多く登っていた。
撮影日時: 2024/12/14 13:26
広く平らな山頂。
撮影日時: 2024/12/14 13:26
中央右寄りの山が雷電山~堂山だろう。
撮影日時: 2024/12/14 13:26
こっちは明覚駅方面だと思うのだが
撮影日時: 2024/12/14 13:27
都心方面かな。
撮影日時: 2024/12/14 13:28
山頂標のあるあたりから少し先に進んでみる。
撮影日時: 2024/12/14 13:29
いつの間にかキレイなトイレができていた。山頂にトイレがあるとは嬉しい限り。
撮影日時: 2024/12/14 13:30
もう少し先に進むと展望台になっていて、有料双眼鏡まで完備されていた。
撮影日時: 2024/12/14 13:30
こっちはゴルフ場と大高取山。越生のシンボル的な山だ。越生駅から近く、木が伐採されていて街並みがよく見えるため人気がある。
撮影日時: 2024/12/14 13:31
こちらは奥武蔵の山々。
撮影日時: 2024/12/14 13:31
右が笠山で、左が堂平山かな。 堂平山左のアンテナが有るのはたぶん剣ヶ峰な気がする。
撮影日時: 2024/12/14 13:31
撮影日時: 2024/12/14 13:51
中央あたりがときがわ町立都幾川中学校。
撮影日時: 2024/12/14 14:37
以前歩いたときに見かけたスーパーは閉業していた気がするのだが無事復活。
撮影日時: 2024/12/14 14:43
明覚駅に到着。 ここから八高線で越生駅まで行き、そこから東武線で帰宅する。
明覚駅はなかなか趣深い駅舎が好きなのだが、八高線はかなり本数が少ないので30分くらいは普通に電車を待つ必要がある。